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生駒 芳子さん

生駒 芳子さんが思う"エシカル消費"とは

未来に向けて持続可能な社会、地球を作るための「利他」「思いやり」の精神に溢れた消費のこと。生産者のこと、生産のプロセスを知り、環境や人に優しいプロダクトであることを認識した上で購入を決定する責任あるエシカル消費が、循環型の「誰一人も取り残さない」社会を作る。

これまでの活動を教えて下さい。

90年代、パリコレクション、ミラノコレクションなどファッションの中枢部を取材するにあたり、地球温暖化の変化を肌で感じ、ファッションのチェックポイントを、トレンドから、サステナビリティ・エシカルへとシフトさせる。 VOGUE, ELLE、を経て、2004年よりマリ・クレール日本版の編集長に就任し、ファッションの最先端で取材・編集を続けながら、社会的影響力のあるメディアの責任を鑑みて、2005年より、ファッション雑誌業界では初めて、社会的キャンペーンを数々展開する。2005年「ホワイト・キャンペーン~赤ちゃんと子供の命を守ろう!~」2006年「ラブ・キャンペーン~日本人の愛のエンゲル係数を上げよう!~」 2007年「プラネット・キャンペーン~地球規模で考えよう!~」 2008年「ローズ・キャンペーン~薔薇の花のチャリティ販売の売り上げで、途上国の子供たちの教育を支援しよう!~」など、メッセージ発信を続けると同時に、「エコ・リュクス物語~エコとラグジュアリーが融合する~」(2005年)「エシカル・ファッションが未来の扉を開く」(2008年)など、ラグジュアリーブランドのエシカル活動から、フェアトレード、オーガニック・コットン、アップサイクリングなどの記事を編集。執筆活動、講演活動で、エシカル・ファッションについて継続的な啓蒙活動を展開。一般的には、「プラダを着た悪魔」と言われるファッションエデイターから、「エシカルを着た悪魔」と言われるエシカル・アクティビストとなる。2010年からは、伝統工芸や地場産業の開発事業に取り組み、2015年からは、伝統工芸をベースにしたファッションとジュエリーのブランド「 HIRUME」をプロデュース。手作業や伝統を重んじるエシカルの視点から、日本の匠の技を未来につなぐ活動を展開し、「レクサス匠プロジェクト」「日本和文化振興プロジェクト」に着手。2015年からは日本エシカル推進協議会の副会長に就任し、サミットやセミナーの企画・運営に関わり、2019年からは、内閣府・消費者委員会の委員となり、エシカル消費の重要性を掲げ、消費者行政の中での強化に向けて発言を重ねている。

いま取り組んでいる・注力していることは?

環境や社会への影響とともに、エシカルが人間の心理に与える影響に着目。哲学や命、生命学など、人間が人間たりうる要素について、考察中。コロナ禍により鮮明になった社会の二極化を解決するために、エシカル消費がどのような役割を果たせるか、という点も研究課題。循環型経済を主とするニューノーマル時代の経済を「エシカルノミクス」と名付けて、エシカルで経済を活性化させる道筋を模索している。

今後の構想・取り組みたいこと・野望などは?

① エシカル消費を普及させる(サプライチェーンの透明化の徹底)
② エシカル・ファッションの一般化
③ 大量生産・大量消費・大量廃棄の停止
④ 教育改革(個性の重視・歴史教育の深堀・政治/ 金融の教育)
⑤ IT教育と並行して、情操教育の充実化(文化・芸術・伝統)
⑥ 地方における、クリエイティブ・ステーション構想
⑦ 哲学・生命学の普及(人間とは何か、という根源的問いかけの強化)
⑧ (野望)ロンドンのアルバート&ミュージアムのような、ファッション/ ものづくりの美術館を日本に作る(分断されている着物文化とファッション文化とをつなげるアーカイブ・展示により、日本人の美意識の歴史を一望にできるミュージアムを作ることで、教育機関にも観光地にもなる)

 

生駒 芳子
 日本エシカル推進協議会副会長  HIRUMEプロデューサー

一般社団法人日本エシカル推進協議会は、持続可能なエコ文明の構築のために活動する様々な団体、学術から実業、教育まで広く専門家が集まった日本最大級のエシカル・プラットフォームであり、特にサステナブル購入、フェアトレード、FSC、MSC、レインフォレストアライアンス認証、RSPO、動物福祉、オーガニック、ESG投資、エシカルファッションなどなどのエシカルなライフスタイル及び文化全体の底上げを主要な使命としている。

 

>生駒 芳子

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