青山 明弘さんが思う"エシカル消費"とは

「商品」や「サービス」の裏にいる人や環境のことに想いを巡らせ、自身の消費行動を見直すことで、「便利さが生み出す犠牲を許さない」という意思表示の一つだと考えています。

これまでの活動を教えて下さい。

2017年12月に、「難民」という立場にいる人たちが安心して働ける場所を創るという目的で創業。日本語が話せなくても事業の主軸として働けるということから、中古パソコンの再生事業を始めました。
事業を営むにあたり、パソコンが新しく製造されるときに及ぼず環境や人への悪影響を知り、「工場内の電力は再生エネルギー100%」「発送時にプラスチック緩衝材は使わない」など、難民の雇用を含めエシカルなパソコンとして販売及び啓蒙活動を行っております。

業務中の風景

いま取り組んでいる・注力していることは?

自社ブランド「ZERO PC」の販売拡大。
zeropu 新品のパソコンが毎年1,000万台以上売れている日本では、まだまだ再生パソコンの認知は小さいのが現状です。。「新品でなくても快適に使える」という意識を多くの方に広めて、パソコンだけでなく日常にあるものをすぐに捨てて新しいものを買うのではなく、ものを大切にしていくという意識を根付かせたい。また、日本において「難民」という存在はあまり知られていません。。多くの方に「我々と変わらない一人ひとりの人間だ」ということを知ってもらい、難民認定率の向上にも貢献をしていきたいと考えています。

今後の構想・取り組みたいこと・野望などは?

まず、日本で100人の難民申請者が働ける工場を作ることを考えています。
また、パソコンは部品の組み合わせでできているため、将来的には「環境に負荷をかけない」部品の製造を行い、新品であっても環境に優しいプロダクトを作っていきたいです。

 

青山 明弘
 ピープルポート株式会社

中古パソコンを再生した「環境負荷のもっとも少ないエシカルパソコン」の製造を通じて、日本にいる「難民」を直接雇用し、安心して安定的に働ける場所を提供しています。

 

青山 明弘さん